玄関
高低差を活かした間取りの工夫
空間を美しく魅せる
築100年の古民家再生。一度25年前に部分的なリフォームをしたが、家の世話をする母も年老いて室内も外部も 荒れ放題になってしまっていた。
お母さまの絵を主役に素敵な空間を作りましょう!
現調に行った際、県外から帰省されたお姉さん、妹さん、弟さん(高知在住)の3人で打ち合わせをしました。お母さまの事、そしてこれから住み続ける弟さんの思いや、お姉さん妹さんの思いをそれぞれに…。
費用的な事やお母さまが現在施設へ入居されており、これからリモデルを進めるとなるとお姉さんが窓口になるので、東京⇔高知とその時の打ち合わせ方法への不安。また室内にあまりにも荷物が多いのでその荷物の片付け等。リモデルをスタートする前にいくつもの壁がある事がでなかなかリモデルに踏み切れないとのお話しでした。ですが、現調の時にひと際部屋でオーラを放っていたのが、お母さまが趣味で描かれたという絵画!私はその絵に一目惚れし
「是非、今度のリモデルは耐震や断熱性能は勿論ですが、このお母さまの絵を主役に素敵な空間を作りましょう!」
とさりげなく言ったひと言がリモデルに踏み切る勇気を持てた!と仰ってくださいました。
平面図
以前は、家の北側は暗くジメジメした感じだったのが、奥まで明るくなりました!窓の面積は減ったのに風通
しは良くなって、水周りも明るく清潔感が増して気持ちが良いです。特にキッチンは、収納力が格段に増しま
した!多くの食器等がコンパクトに収まって嬉しいです。拭き取り掃除もし易いし収納力も抜群です。建物内
部のロケーションも良く、インテリア、タイル・照明と凄く調和していて大満足です。
そしてなんと言っても最初からずっと夕部さんが大切にしてくれた母の絵をこんなに素敵に飾って頂けて、本当に帰省した時は涙が出ました。またいつの日か母と一緒に住める事を夢見て。ありがとうございます。